2023年度 バンクーバー日系ビジネス連絡協議会 半期会合
2023年7月4日 在バンクーバー日本国総領事館の会議室において、2023年度年半期会合が行われました。
最初に丸山在バンクーバー日本国総領事のご挨拶をいただきましたが、要旨は以下の通りです。「パンデミックが終息して日加往来が盛んになった。イービー首相の訪日等、カナダから日本への関心の高まりを感じる。また、2026年にFIFAワールドカップ、2025年にG7サミットもあるので、日本からカナダへの関心もますます高まると予想している。本日は、連絡協議会加盟団体のご報告を聞きながら総領事館が果たすべき役割を考えたい。」
吉武議長からの23年度上半期総括では、連絡協議会メンバーも多くかかわる行事として、1月7日日系プレースで行われた日系合同新年会、4月15、16日VanDusen Botanical Gardenで行われたSakura Days Japan Festival が成功裏に終了したとの報告がありました。
さらに1月19日には総領事館において年次総会が開催されました。そして企友会と懇話会で行っていた新春懇談が、今年度より全10団体で共催することとなり、1月24日にオンラインで開催されました。丸山総領事から今後の日加関係と総領事館の取り組みについてご講演をいただき、後半は少人数のグループに分かれて自由テーマで座談会を行いました。
その後全団体からの活動報告、そして今年度後半の予定などが発表されました。各団体からの発表の最後に総領事館からのご報告およびお知らせとして岡垣首席領事より以下のような点についてお話しをいただきました。
‐カナダ連邦政府の動きとトロント市長選について。
‐カナダ全土で山火事が多発していることと、BC州でも過去10年の平均と比べて10倍以上の面積がすでに消失していること。
‐カナダの総人口が4000万人を超え移民受け入れが大きく貢献している。G7で人口が増えるのは珍しいが、一方で、全土で住宅問題、医療保険制度の課題が浮き彫りになっている。
‐ALPS処理水については、処理後に更に希釈されており、国際安全基準を満たしている。現在、IAEAのグロッシ事務局長が訪日中。岸田総理に処理水に関する評価報告書を提出した。日本政府は国際機関(IAEA)とも連携して対応している。もし、ALPS処理水について懸念や質問があれば、総領事館に連絡いただきたい。
‐3月27日からパスポートの発給申請手続きにアプリを使ったオンライン化を導入しているので、活用して欲しい。
‐旅券、査証の申請の手数料の支払いは、今までキャッシュのみだったが、7月10日からクレジットカードでオンライン決済できるようになる。総領事館のHP及び領事メールで案内する。
‐査証窓口の受付時間を変更予定。コロナの感染拡大時に、混雑を避ける目的で窓口を1時間延長していたが、感染が落ち着いたこと、オンライン申請を開始したことから、査証窓口の受付時間をコロナ前より30分短くする予定。査証以外の旅券、証明書関連の受付時間は変更しない。総領事館として引き続き領事サービスの向上に努めていきたい。
最後に来年度の議長および事務局選挙について吉武議長より発表がありました。議長および事務局は2年任期で今年末で任期が終わりますが、9月上旬に事務局から選挙要綱をお送りするので各団体10月中に議長(個人)、事務局(団体)の自薦、推薦をお願いします。
半期会合は予定通り1時間半で終了しました。